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AED講習やります!

    

新潟大学医学祭ではAEDの使用と心肺蘇生法の普及を目指しています。

そこで医学祭開催前にAEDキャンペーンとしてAED講習を行っています。学生の私たちはまだみなさんと同じ立場ですので、ご迷惑をおかけしてしまうかもしれません。教えるのではなく、共に勉強をさせて頂きたいと考えております。

学生によるAED講習に興味を持たれた方はお問い合わせページからお気軽にご連絡ください。

AEDとは?

AEDとは、自動体外式徐細動器(Automated External Defibrillator)のことで、心臓が心室細動という拍動が乱れて生命の危機を及ぼす状態になった際に電気ショック(電気的徐細動)を与え、心臓の働きを戻す事を試みる医療機器です。

操作はいたって簡単で、AEDの発する指示音声に従ってボタンを押すなど2〜3の操作のみで、医療知識や複雑な操作なしに電気的徐細動が実行されます。

新潟県では、平成16年の一年間だけで、心肺停止で病院に運ばれた方の人数は2191名、その内その後1ヶ月生存された方の人数は58名で、救命率わずか2.65%と非常に低い現状でした。AED普及団体の署名活動を受け、新潟県ではAED設置増加と使用の普及を進めていく事が県議会で平成18年に採択されました。

※講習で使用する装置は安全のため電気は流れません

一般市民の役割〜救命の連鎖〜

心肺蘇生に関して国際的なスタンダードであるアメリカ心臓協会の「ガイドライン2000」によると、心室細動による心停止者の救命率は,AEDの使用が1分遅れるごとに7〜10%ずつ低下するため,AEDの使用は5分以内に施行されるべきとされています。

しかし通報があってから救急車の到着までに平均6分かかってしまいます。したがってその場に居合わせた一般市民によるAEDの使用が患者の生死を左右することになるのです。年間数万件にもおよぶ心臓突然死を少しでも減らすためには、

1.その場に居合わせた人による迅速な連絡(119番)

2.通報した後に迅速な一次救命処置(心肺蘇生法+AED)

3.到着した救急隊による高度な救命処置

4.医療機関におけるさらに高度な救命医療

の4つが連動して繋がっていく必要があります。これを救命の連鎖といって、その場に居合わせた方がその命を継ぐリレーの第1走者となります。